実は『祭東京江戸一』の鯉口シャツには、生地の違いで3種類の鯉口シャツがあります。
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祭東京江戸一『柄/江戸小紋/注染』鯉口シャツ
印刷されたのが『柄/江戸小紋』鯉口シャツ。
手染めされたのが『注染』鯉口シャツ。
いずれも同じ綿100%生地です。
『祭東京江戸一』の鯉口シャツの中では定番の鯉口シャツになります。
~ないしょ話~ 実は、生地の印刷が鯉口シャツの表生地のみなので、 鯉口シャツの裏生地を見ると印刷がされていません。 また、生地を無駄なく使う作業工程のため、ポケット部分の模様と周囲の模様にズレが生じます。 鯉口シャツに詳しい人ならひと目見てわかってしまうかも。

祭東京江戸一『手拭い』鯉口シャツ
機械生産の”プリント鯉口シャツ”とは違い、昔ながらの手作業にこだわって丁寧に作られているのが”手拭い鯉口シャツ”です。
特に、生地・染め・仕立てにこだわり抜き、日本の伝統を守る本物志向が”手拭い鯉口シャツ”です。
■手拭い生地・・・上質で柔らかく、高い吸水性を備えた綿100%の生地! その柔らかさをガーゼに例える方もいますが、もちろんガーゼよりも強度はあります。 プリント鯉口シャツほど生地の目が詰まっておらず、適度な通気性を保ってくれます。 昔ながらの手ぬぐい生地を使っている鯉口シャツです。 ■注染(ちゅうせん)・・・型紙と糊(のり)と染料を用いた、職人による伝統技法! 手拭い生地に型紙を置き、染めない箇所に糊を付けたり土手を作るなどして保護し、 染める箇所にジョウロのような道具で染料を注ぎます。 染料は下に抜けるので生地の芯まで染まり、裏表なく美しい色合いの鯉口シャツに仕上がるのが特長です。 機械生産ではないので鯉口シャツ一着一着染め上がりに揺らぎがあり、それが注染の味わいとなっています。 ■こだわりの仕立て・・・注染の手拭い生地を贅沢に裁断して仕立て! 通常、ポケット部分は別パーツになるので柄にズレが生じます。 ですが、手拭い鯉口シャツの場合はより完全なものを作り上げるため、 本体生地とポケット部分の柄にズレが生じないように丁寧かつ贅沢に仕上げています。 ポケット部分を切り抜かれた周囲の残布は処分すると以前聞いたこともあります。
以上が、『祭東京江戸一』”手拭い鯉口シャツ”の説明になります。
”プリント鯉口シャツ”と比べると少々割高になりますが、その価値は十二分にあるかと思います。
~ないしょ話~ 注染なので、裏地もしっかり美しく染色。 生地を贅沢に仕立てしているのでポケット部分のズレも無く、全体の調和が取れています。

高い鯉口シャツにはわけがある!
一度着ると、その着用感の良さから”プリント鯉口シャツ”に戻ることができず、”手ぬぐい鯉口シャツ”を選び続ける方もいます。
なんと、こだわりの手ぬぐい鯉口シャツはこれで終わりではありません!
『祭東京江戸一』にはさらにこだわった鯉口シャツが存在するのです!!
祭東京江戸一『特選手ぬぐい』鯉口シャツ
”特選手拭い鯉口シャツ”の一番の特長は、染料をたっぷり贅沢に注いでいるところです。
白地が基本になっている通常の”手拭い鯉口シャツ”とは異なり、生地全体に注染が施されているのが”特選手拭い鯉口シャツ”最大の注目ポイント!
~ないしょ話~ 生地の全体にたっぷりと贅沢に注染をあしらっており、裏地もしっかり美しく染色。 生地を贅沢に仕立てしているのでポケット部分のズレも無く、全体の調和が取れています。

これら注染の鯉口シャツは洗えば当然色落ちしますが、
”手拭い鯉口シャツ”や”特選手ぬぐい鯉口シャツ”などは、注染の揺らぎや色落ちを楽しめるのが粋(いき)なのです。