今回は、<麻の葉>の鯉口シャツについて。

連続した幾何学模様のこの柄は、”六角形に図案化した麻の葉の連続模様”なんです。
生長が早く、真っ直ぐ伸びる丈夫な麻の葉は、”健やかな成長”を意味し、
おめでたい吉祥文様として人気を博しました。
麻の葉自体、神事やお守りの包みとして用いられたそうです。
その模様は”魔除け”や”健康祈願”を意味し、子どもの成長を願って産着として扱われることも多いとか。
現代ほど長生きできない時代だったからこそ、”生” 対して強い願いが込められた模様だと言えるでしょう。
日本人には馴染み深く、古くは鎌倉時代の仏画にも多く確認できるということもあり、
”麻の葉”は和柄を代表する文様とも呼ばれます。
願いや想いを込めて、おめでたい時の一着として人気のある鯉口シャツです。