【祭東京江戸一】模様の意味【業平格子】

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今回は、<業平格子>の鯉口シャツについて。

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【祭東京江戸一】 鯉口シャツ 江戸小紋 『業平格子』

 

わかりやすい模様だけどちょっと地味かな? いえいえ、こんなおしゃれな柄はありませんよ!

 

「業平格子」は、”なりひらこうし”または”なりひらごうし”と読む古典柄で、

約1200年前の平安時代から伝わる気品のある意匠です。

平安貴族の和歌の名手で恋愛話『伊勢物語』の主人公、

”日本史上に残る超絶美男子 在原業平(ありわらのなりひら)”が好んで着用した斜め格子に由来しています。

時を経て江戸時代になると、

歌舞伎役者 歌右衛門が着用したことから人気に火が点き、庶民にも大流行。

その自由奔放な色男ぶりに憧れたのかもしれませんね。

ちなみに東武伊勢崎線の「とうきょうスカイツリー駅」の旧名は「業平橋駅」で、

在原業平が亡くなった場所に建てられた業平塚から町名から名付けられたそうで、

江戸っ子にとっても関係の深い江戸小紋の鯉口シャツなんですよね。

 

平安貴族の雅やかさに由来がありつつ、伝説の色男が着ていた遊び心満載の柄。

粋な祭り好きにおすすめの鯉口シャツです。